あらかわの職人
荒川区伝統工芸技術保存会
荒川で現在も受け継ぐ職人の技
荒川で現在も受け継ぐ職人の技
桐たんす
桐材を剥ぎ合わせて柾目板を作り、ほぞ組みとウツギ(木釘)を用いて組み上げる木工技術。18世紀半ばごろ、指物から分かれて専業化したとされる。
桐は吸湿性・耐火性・通気性に優れ、古くから衣類などを収める収納家具の材料として用いられてきた。
東京の桐たんすは、框戸(かまちど)を設ける構造が特徴とされ、桐材の美しい木目を生かして作られてきた。
職人の仕事
作業工程- 桐材を竜動の丸錦やハナギリで、出来上りの寸法より5~10センチ程大きめに切り、寄せ合せる(木取り)
- 板の狂いや反り等を焼いて直す「板焼き」をする。
- 接着剤をぬって、ハタガネで桐板をしっかり固定する。
- 桐板をハナギリで出来上りの寸法に切る。
- チカンナでたんすの下台を削る。
- ケビキで筋を入れ、叩き落して柄を抜く。
- 脇板(ホダテ)、上板(テンバン)を組み合わせる。
- 底の部分(地板)に足をつける。
- ドリルで穴をあけ、本を打ちこむ。
- 底の組立て。
- 棚板を入れる。
- 抽出しづくり。
- 扉づくり。
- トノコやヤシャブシ等を使い着色。
- 最後に金具を取付けて仕上げる。