荒川区伝統工芸技術保存会

荒川区伝統工芸技術保存会

つまみかんざし

あらかわの職人
荒川区伝統工芸技術保存会
荒川で現在も受け継ぐ職人の技
羽二重
裁断
つまむ
ふく
仕上げ

つまみかんざし


つまみかんざしは、ピンセットで羽二重(絹の生地)をつまみ、花びらを形作り、それらを組み合わせる技術です。
あらかわの職人は、七五三、成人式、婚礼のお色直しなどのかんざしを製作するほか、ブローチ、コーム、イヤリング、コサージュなどの装飾品や、日本人形用のミニチュアのかんざしも製作しています。また、つまみ細工のテーマも伝統的な祝儀事にちなんだ松竹梅や鶴など縁起の良いものだけでなく、多種多様な植物や動物へと広がりを見せています。

職人の仕事

つまみかんざし制作の工程
  1. 【裁断】裁庖丁、定規、裁板を使用し、三つ折りの羽二重の生地を2重に重ねて(計12枚重ね)、周囲を新聞紙にくるんで帯状に裁断する。新聞紙にくるむことで、裁断する際に、生地がよれづらくなる。その後、物差しで測りながら、必要な大きさ(基本は一寸四方。最大で三寸。人形用は三分)に鋏で細かく裁断していく。
  2. 【糊板にひめ糊を塗る】「つまみ片」を置くために、板にひめを均等に延ば。
  3. 【つまむ】ピンセットを使用し、羽二重をつまんでいく。つまみ方は先を細く尖らす「剣つまみ」と丸くする「丸つまみ」が基本となる。その他に「丸押しつまみ」や先代の考案した「変わり剣つまみ」など応用した技法がある。つまんだ「つまみ片」を板の上に並べていく。その状態で1時間ほど置いておく。
  4. 【ふく】針金を付けた台紙の上に、ピンセットでひとつひとつ「つまみ片」を配置して、花などの飾りを造形する。
  5. 【組み上げ】針金部分に極天を巻き付けて、ビラなどの飾りや足を取り付けてかんざしに組み上げる。
  6. 【仕上げ】バランスに気を付けながら、形を整える。

あらかわの職人

戸村絹代

つまみかんざし

石田一郎

つまみかんざし